鹿沼市の岩山、宿題終わって気持ちスッキリ。これで気持ちよくお盆が迎えられる。

2015年8月11日(火) 鹿沼市・岩山を猿岩から下る。

岩場があって面白そうだからと4日に初めて訪れた岩山であったがこの山の真髄である70メートルもあるとされる垂直の壁、猿岩が見つからず、探し歩いて一日に二度も山頂を踏んでしまった。
そればかりか壁を降りたら両足太腿に痙攣が走り、しばらく休憩して歩き出したら帰路と反対方面にいってしまい本コースに出るのに大変な苦労をした。それら失敗の原因を探るのと前回、必死のあまり写真も撮れなかった反省を宿題に、二度目の訪問となった。

S0032476今日の目的はふたつの道間違いの原因を検証することと、壁を下る際に壁の下部から上部に向けて静止画を撮ることである。
壁を降りるのに鎖から手を離せない。手を離したらそのまま最下部までなんどか壁にぶつかりながら墜落という運命が待ち構えている。
そこで、写真を撮りたい場所に来たら手を離しても大丈夫なように自己確保が必要であり、今日はそのための用具を持参した(左の写真)。
また、ガイドブックにあるABCという三つのロッククライミング用の大岩そして、一番から三番と名の付いた岩さらには一のタルミ、二のタルミの所在も確認したい。

さあ、宿題は無事に終わるのだろうか。

今月4日の様子→こちら
2017年2月に起きた滑落による死亡事故について思うことを書いています→こちら


DSCF2352鹿沼の中心街から少し外れた場所にあるこの日吉神社が登山口になるので、安全を祈願して手を合わせる。
下りで利用する岩壁から転落しないよう、都合のいいときだけの神頼みだw


DSCF2356神社の脇に薄紫の花をつけたコバギボウシが。


DSCF2358神社の前のアスファルト道路を少し進むと道が分岐するので右の桧林へ入る。


DSCF2361ハイキングコースの両脇には笹が生え、そこにクモの糸がかかって気付かずに歩いていると顔にべっとり付くことがある。
道幅が広くなるまで、手近にある枯れ枝を拾って振り回しながら歩くことを課せられた。


DSCF2368歩き始めて15分ほどで岩場が始まる。
まずはこの緩やかだが長い岩。両側を大きな岩に挟まれている。
ガイドブックによると岩は火山灰が固まった凝灰岩(ぎょうかいがん)で、濡れると滑る性質があるそうだ。
ここには人工的に足場が切られていて安全に登ることができた。

ここに至るまで途中、粘土質のえぐれた道を通る。地面が濡れていなくても滑るので岩場よりも注意が必要。


DSCF2369岩の斜面を登りきると右手に大きな岩が出現するが、2冊のガイドブックを見比べると呼び名が違っていて片やA峰、片やB峰となっている。正しい呼び名はどちらかわからない。
時間があれば正しい呼び名を調べてみたいがそれは後日にして、今日はここをよじ登り、上からの展望を確かめてみる。


DSCF2370北にこのような切り立った岩が見える。


DSCF2380すこし西に目をやると大きな洞窟のある岩が見える。あの洞窟には行けるのだろうか。


DSCF2372さらに西を向くと岩の上にベンチが見える。
これは2冊のガイドブックともC峰と書かれている。


DSCF2387岩から降りて次にベンチのある岩に移動。
中央に見える岩が先ほど乗った岩。うしろは鹿沼の町並みの一部。


DSCF2390三番岩。
前回は気付かず通り過ぎてしまった。


DSCF2395身体を斜めにしなければ通り抜けできないような場所もある。


DSCF2397ここにもベンチがあるが木が生い茂っていて見晴らしはよくない。冬は良さそうだ。


DSCF23994メートルほどの壁だが鎖はない。
が、足場はしっかりしているので安全に登れる(はず)。


DSCF2400平坦な場所に出たのでひと休み。
それにしても4日に来たときと比べてジリジリという日差しがないだけ助かる。


DSCF2403ここも4メートルほどの壁だが梯子がかかっている。
前回は忠実にこの梯子を登ったが今日は右手の岩を直接登ってみた。


DSCF2408二のタルミと表示された平坦な場所で、すぐ近くにベンチが二つあるが木々に遮られて見晴らしはよくない。
ちなみにタルミとは、峠や鞍部のことを指すらしい。


DSCF2409このルート、岩場が多いのでこのような地面と出合うと懐かしい思いをする(^^)


DSCF2412地上3メートルほどの大岩で二番岩と名前が付いている。
展望が良さそうなのでこの岩の上に乗ってみることにした。


DSCF2418展望良好。
北東に古賀志山山域が一望できる(8倍ズーム)。


DSCF2423道が直角に曲がるような場所にはこのような配慮がされている。


DSCF2430岩山直下の分岐。
斜面を登りきると山頂、右に下ると鎖場のある猿岩だ。
前回は山頂から猿岩に向かうのにここを下ったのはいいが下りすぎて人家に降りてしまった。途中の分岐で間違えたらしい。


DSCF2432ここが三等三角点のある岩山山頂。
山名板はこの右の木立にある。
それにしても暑い。全身、汗でびっしょり。
ここでオニギリ1ヶとあんパンを食べて猿岩からの下りに備えることにした。


DSCF2434管理人は日本百名山に興味なく、栃木百名山も興味はないがこの岩山は栃木百名山に数えられているようだ。


DSCF2435山頂から見下ろすと前回、道間違いをして下った車道が見える。
山頂から北東に進むべきなのに西に行ってしまったようだ。


DSCF2437西に見えるふたこぶの山は二股山でしょう、きっと。ガイドブックに説明があるのでいつか登ってみたい。


DSCF2467猿岩に到着。ここからも古賀志山山域がよく見える。
ガイドブックには猿岩に至るのに、稜線を歩くとなっているが、実際には岩場を巻くようにして少し下り、そして登り返すようになっている。
前回は下りの途中にあった分岐を西へ進んだのが間違いであった。


DSCF2468猿岩の最上部。
ここから鎖場が始まる。
前回は必死だったので静止画を撮ることができなかったが、今日はそれが目的のひとつである。


S0032476岩を下る際に鎖から両手を離しても大丈夫なように、ここで用具を身につけた。腰にハーネス、胸にスリングという二重の安全策とし、それぞれに別のスリングを結びつける。スリングの末端には鎖と固定するためカラビナを取り付けてある。


DSCF2479下り始めて5メートルくらいの所。
ここは林間との境目で足は地面に着くので確保の必要はなかった。
なお、ここまでは鎖の支点(取り付け部分)がまだ見えている。


DSCF2481さらに下ったがここも足場がしっかりしていて確保の必要はない。
ここまでが1本目の鎖だが10メートルほど下ったであろうか、途中で傾斜がきつくなり鎖の支点は隠れて見えない。


DSCF2482隣の鎖に移るためのトラバース用の鎖が用意されている。足場もしっかりしている。


DSCF2483下を見るとこんな感じ。怖いねぇw


DSCF2487傾斜は1本目の鎖よりも厳しくなり、こうなると腕の力もそれなりに必要とされるが管理人、いたって非力である。腕相撲など誰にも勝てる自信がない(^^)
腕力ではかなわないのでできるだけ壁に直角に立ち、荷重を分散させて下っていく。


DSCF2492上の画像の壁が終わると今度はえぐられた壁を降りることになるが、足の置き場が限られていてここが一番の難所。


DSCF2493途中を省略したが最後の鎖だ。長さ3メートルほどだが垂直近い。下に道が見えるだけ気持ちが軽くなるがそれでも落ちたらただでは済まないだろう。
ちなみに前回は太腿の痙攣でこの鎖をパスして林の中を下ったが、回復してから左に歩き始めたのが道間違いの元だった。右へ行かなければならない。

ここまでを動画にしてあるのでご覧ください。動画の最後に、遊びでこの鎖を登り返す様子が映っています(^^)


DSCF2497最後の鎖を降り、左右に分かれたコースを右へ行くとゴルフ場との境に案内板がある。
ここを右へ、ゴルフ場と併行して歩く道がある。


DSCF2499こんな藪の中を歩かなくてはならないが道はなんとなくわかる。


DSCF2500ゴルフ場の管理道路と合流。
この道路がハイキングコースを兼ねている。


DSCF2503ここで管理道路と別れて再び、ハイキングコースに入る。
ここからは藪ではなくなり歩きやすくなる。少し歩くと水道設備の大きなタンクがあるので右へ折れ、田んぼの脇を抜けて車道へ出る。


DSCF2504車道を道なりに進み突き当たりを右へ折れると出発点の日吉神社に戻る。


20分と長いですが鎖を伝って岩壁を下る様子を動画でご覧ください。最後の方で鎖を登る遊びを交えました(^^)



今日の気温は30度と山歩きには過酷であるが前回よりも日差しが弱い分、助かった。とはいえ、Tシャツからパンツ、ズボンに至るまで汗でぐしょ濡れに なったのは前回と同じで、山頂ではTシャツを脱いで岩の上で乾燥させるとともにズボンを膝までずり下ろし、パンツを空気に晒して乾かすという荒技に出た(^^)
登山者の多い古賀志山でこんなことしたら非難の目が向けられること必至だが、誰も登ってこないのを知った上での確信犯的行状であるww

前回の道間違いの原因が検証できたので今回の成果はまずまずといっていい。
猿岩からの下りを静止画に収めることもできたが願わくば管理人自身が鎖を伝って降りている動画を撮りたいものだ。見るに堪えない姿かも知れないがw

ガイドブックで説明している各ポイントの名称はある程度、確認することはできたがA峰とB峰の位置関係がいまいちわからない。また、一のタルミの場所もわからないからこの二つは次回の宿題としたい。

猿岩の壁は当初、70メートルと考えていたが前回の印象では50メートルくらいだった。今回は体感的に50メートルよりも短い気がした。
帰宅後、鎖の開始点と終了点を記録したGPSログを地図に投影してみたところ、等高線3本だったことから、壁の長さは30メートルほどではないかと思う。次回はさらに正確を期すために、メジャーを持参して計測してみようと思っている。
なんだかどんどん危険な方向へと突き進んでいるような(爆)

ところで、前回8月4日は鎖を1本残して両太腿が痙攣を起こし、その場に座り込んで治まるのを待った。その場で塩を含んだサプリを飲んだのがよかったのだと思うが痙攣は10分ほどで消え、その後は快調に歩けるようになった。
汗は体内の塩分も放出するわけだが多量の発汗の場合、失った塩分はスポーツドリンクに含まれている塩分だけでは補いきれないそうだ。その結果、暑く湿度の高い屋外だとスポーツドリンクだけでは体内の水分と塩分とのバランスが崩れて熱中症になるらしい。ましてや普通の水やお茶など、塩分を含まない飲料は体内の塩分をより薄めてしまうことから体内に取り込まず、すべてをオシッコとして排出してしまい、熱中症にはなんら効果はないとのことだ。

その反省から今日はスポーツドリンクに1グラムほどの岩塩を溶かし適時、飲むことに務めた。その効果なのか今日は30度を超える中、全身汗びっしょりになったが熱中症にはならず、無事に歩き終えたから塩の効果があったのではないかと思う、と鰯の頭も信心から(^^)。血圧の上昇もありませんでしたよ。

日光には鳴虫山が宇都宮には古賀志山がそして、鹿沼には岩山と、管理人の好奇心を満たしてくれる山がある。白根山や女峰山、男体山といった華々しさはないが、いずれも一癖あるだけに面白さは格別である。
ひと頃、日光の2千メートル級の山すべてを登ろうと意気込んでいたが、一癖ある低山に魅せられてからというもの、どうでもよくなってしまった。鳴虫山と古賀志山には未踏ルートが残っているし岩山に関しては次はあの壁を登ってみたい、とまだまだやりたいことがたくさんあって飽きることのない日々を送っている管理人なのである(^^)

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