鹿沼市の岩山。低山と侮ったら道間違いというしっぺ返しを食らって山頂2往復w

2015年8月4日(火)
鹿沼市 岩山(山頂から猿岩の岩壁を下降)

久しぶりに休みが続く今週は山歩き週間と決めたがさあ、どこへ行こう。先月14日が最後の山歩きとなったのでじつに3週間ぶりだ。面白いところへ行ってみたい。

奥日光だと丸一日かかってしまうので気温が高いこの時期は避けたい。半日程度で登れる山はないかと物色していたところ、随想社「栃木の山150」に鹿沼市の「岩山」が紹介されていて興味を抱いた。標高382メートル、低山である。583メートルの古賀志山より低い。我が家の標高が820メートルなので山へ登りに行くというより、下りに行くわけだ(^^)
DSCF2296なぜこれほど低いのにガイドブックに紹介されているのかというと低山ながら全体が岩陵で構成されていて、登り始めるとすぐに岩場と出合いちょっとした岩登りが楽しめるそうだ。岩陵は山頂まで続いているらしくまるで古賀志山を小型にしたみたいだ。

そして、これが岩山を特徴づけているらしいが、山頂からの下りで別ルートを選択すると落差70メートルほどの一枚岩を、鎖を伝って降りるというとてつもなく魅力的な冒険ができるらしい。

管理人には落差70メートルの岩というのが想像できないが、それが事実なら古賀志山を凌ぐ大変な岩場だ。管理人、古賀志山の鎖場はずいぶん経験したが70メートルを一気に下るのはさぞ勇気がいることであろう。連日30度を超える盛夏、少しでも涼しい気分になりたい。ぜひやってみたい!

とはいえ、鹿沼は日光よりも40キロほど南だ。涼しいはずがない。だからここでいう「涼」とは気温のことではなく、背筋がぞくっとするようなスリルのことをいっているw
落差70メートルの鎖場ならきっとそれを叶えてくれるであろう、そんな期待を抱いて出かけてみた。

実は次の週にも行きました→こちら
2017年2月に起きた滑落による死亡事故について思うことを書いています→こちら


DSCF2251登山口の目印は繁華街にほど近い日吉神社。
この手前に細い道があって車が4・5台置けるスペースがある。


DSCF2255神社前の駐車場を左に見てアスファルト道路を少し歩くと岩山への分岐を示す標識がある。


DSCF2256登山ポストはないが携帯で登山届けを出せるようになっている。さすが鹿沼市ともなると進んでいる。


DSCF2258先ほどの標識から10数分で早くも岩場と出合う。
古賀志山と違って鎖やロープはないが、危険というほどではない。ただし、雨で濡れていれば滑りそうな感じがする。


DSCF2259
ところどころ視界が開けるものの標高が低い分、下界を見下ろすという感じがしないのはやむを得ないところか。


DSCF2260向かい合った大きな岩の間をすり抜けたり、、、


DSCF2268梯子を上ったり、、、


DSCF2270第1の平坦部に出た。
これが二のタルミという場所なのだろうか。


DSCF2271さらに進むと高さ4メートルほどの長い梯子を上って、岩の上に立つようになっている。


DSCF2272距離感がつかめないがこれが岩山だろうか。


DSCF2276ふたつめの平坦部分。一のタルミか。
あまりの暑さにバテ気味なのでザックを下ろして少し休憩。
岩の山との情報がガイドブックにあったので念のため、ヘルメットを持参した。
ヘルメットの上にはアクションカメラを固定してある。なにを撮ったかはのちほど。


DSCF2279イノシシがほっくり返したのだろうか、地面がかなり荒れている。


DSCF2281あれが山頂かな?


DSCF2283三角点があるから地図と見比べ、ここが山頂であることを確信した。
しかし、山名板がみあたらない。


2015-08-04 11.00.52それにしても暑い。シャツはもちろんのこと、背中から流れ出す汗はズボンとパンツまで濡らす始末。
誰もいないのをいいことにTシャツを脱いで熱した岩の上で乾かすことにした。
さすがにズボンとパンツまでは、、、


2015-08-04 11.05.15あっ、山名板があった。
三角点から5メートルほど離れた木の幹にくくり付けられていた。

さて、三角点があるので地図上の現在地点はわかるが、次の目標の鎖場があるとされる猿岩がどこにあるのか、探さなくてはならない。山頂からそれほど離れていないようだが、わからないままウロウロ。う~ん、見つからない。
面倒になったので今日は諦めて登ってきた道で下山することにした。下山したら古賀志山へでも行くか。
ところが、明瞭な踏み跡を歩いたつもりがなんとなく光景が変だ。登りは岩ばかりだったのに樹林帯が長く続いている。しまいには藪になってしまった。どうやら道を間違えたらしい。


DSCF2288前方に人家らしき建物が見えてきたので山頂の西、深岩地区であることがわかった。
人家があるということは車道があるはず。その車道は登山コースに平行に走っているのでそれを辿れば登山口に戻る、、、と地図はそう読める。

しかし、地図に描かれた道路は隣接するゴルフ場の管理道路でグリーンの中を歩くようになっていたのだ。
そこまでは読めなかった管理人。考えた挙げ句、元来た道を戻ってもう一度、山頂に達するという暴挙に出た(泣)。それ以外に方法がないのだから仕方がない。


DSCF2292ゴルフ場から深岩地区に戻り農作業道のような草道を山頂方向に向かって歩き始める。
いちおう、これは地図にある道だ。だが、道は途中で途切れ行く手は深い藪になった。藪が薄くなっている部分を探して歩く。
まさかこんな低山で藪こぎをするとは想定外であるw
じつはこの道も間違いであることに気付いたのは帰宅してからだ。


DSCF2295傾斜が緩くなり山頂付近であることを臭わせる場所に来てふと左に目をやると、錆びて判読不明の金属板が岩に固定されているのを見つけた。
もしやと近づいてみると、そこは紛れもなく長い鎖場であった。


DSCF2296これか~、長さが70メートルもあるという岩場は。
なるほど、これは凄いや。
10メートルくらいは鎖が見えるが、その先が見えない。きっと傾斜がきつくなって落ち込んでいるのであろう。
これは大変そうだな。古賀志山どころではないぞ。
まあ、でもここまで来たのだからやるしかないな。が、落ちたらどうなってしまうのだろうか、人っ子ひとりいないし。だったらいっそ山頂から元来た道を戻ろうか、いやそんなことしたら後悔するぞ、、、、、と思考はマイナス側に振れはじめている。前門の虎後門の狼か。
え~い、古賀志山の経験を生かすチャンスだ。それ行け~~~。


鎖を伝って岩壁を下る様子を動画でご覧ください。涼しくなるかな(^^)


DSCF2300なんとか無事に下ったものの、降りたところはさっき道を間違ったゴルフ場の管理道路ではないか。
いったい、何がなんだか。
なになに、「ハイキングコースはこちら」。さっきは見なかった標識なので降りた場所は異なるのであろう。指示に従い、無事に日吉神社に辿り着くことができた。


map帰りに予定したゴルフ場西側の道はゴルフ場内にある管理道路で、電気柵が設置されていて関係者以外、通ることはできない。
ハイキングコースはその道に隣接して敷設されていたが、それを発見したのは上の画像にある注意書きを見たからだ。地図には描かれていない。


2015-08-06_06h36_02本日の迷走ルート。
岩山から下山→車道歩き→ゴルフ場で行き止まり→下山口へ戻る→山頂へ登り返す→猿岩(鎖場)→ゴルフ場。全行程10キロのうち4.5キロがそれに相当する。
道間違いをしなければ5.5キロという、軽ハイキングでした(笑)


とにかく暑かった。岩場とはいっても樹林帯の中なので風が通らない。樹林帯を抜けると日差しを遮る場所がないので暑さをしのげない。
山頂までのわずか2キロ半で500ミリのスポーツドリンクは飲み干し、それでも喉の渇きがおさまらない。汗は止まらないわ目に入るわ、頭はボーッとするわで、涼を求めにやってきたのにとんでもない目にあった。食欲もなくコンビニで調達した5ヶ入りの小さいあんパンを二つ、食べただけ。

その影響であろうと思うが岩場を降りたとたんに、両足太腿に電気が走るような激しい痛みが始まった。膝を曲げて座った状態だと治まるが、立つとピキッ、ピキッと痛む。もう完全な熱中症の症状。
これ以上むりと思い、木の根元に座りこみ塩分を含んだタブレットを一日の制限量を超えてかみくだき、アミノ酸の粉末も飲み込んでそのまま10分ほど安静にしたところ、痛みが治まる。気温30度をオーバーする中での山歩きは本当に注意しなくてはいけませんね、高齢ハイカーは。

それにしても垂直に近い壁を降りるときだけは汗をかかなかった。きっと、気持ちが降りることに集中したため汗腺が収縮したのであろう。行動中、汗をかかなかったのはこのわずかな時間だけでしたよ(^^)

※鎖場の落差を70メートルと書いたが終わってGPSの記録を見ると50メートルと出た。70メートルというのは実際にスケールで計ったわけではないはずだし、50メートルというのもあくまでGPSの測定データだ。どちらが正しいのかわからない。気にしないことにする。

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