ツツジの開花を前に、足下に目を移すと、背丈がほんの数センチほどの小さな花があちこちに咲いているのを見つけます。
市内を流れる大谷川の土手は歩行者専用の歩道になっていて、私はウォーキングによく利用するのですが、盛り上がった土手の路肩部分には、土中から目覚めた野生の植物群が春の陽を浴びながら競いあって成長しているのがよくわか
ります。
派手な花ではありませんが、今までが殺風景だっただけに、見つけると歩く足を止め魅入ってしまいます。
この時期でいうと、淡い紫色をしたタチツボスミレ、草に隠れていてもその鮮やかな朱色が目立つクサボケ、フデリンドウなどが見られます。