日光紅葉情報(東照宮)

例年よりも2週間遅く始まった日光の紅葉ですが、その分終わるのも2週間遅くて、、、ということはなく、終わりはいつもの年とほぼ同じで今月中旬。
結局、それだけ紅葉の期間が短かったわけで、それでもひと月もの間楽しめたのは、やはり標高差があって、地形が複雑な日光の特徴なのでしょう。

ただいま見頃は、東照宮の周辺。周辺と書いたのは、文字通り、東照宮を取り囲むようにして複雑に入り組む散策路のことで、観光客でごった返す東照宮を尻目に、静かに紅葉を楽しむことができます。

071107-1.JPG二社一寺の入口、「神橋(しんきょう)」。
下を流れる川は、中禅寺湖を源に、華厳滝として落ちた大谷川(だいやがわ)です。

071107-3.JPG神橋から石の階段を上ると、輪王寺(りんのうじ)に通じる、緩やかな坂道があります。山内の人混みが嘘のような静けさ。

071107-2.JPG日当たりがよく、深紅に染まったモミジ。

071107-4.JPG輪王寺・三仏堂の脇で見つけた黄から橙、深紅といったグラデーションがきれいなモミジ。

071107-5.JPG駐車場脇の散策路。
マイカーの人は、車を置いたらまっしぐらに東照宮に突き進むので、ほんの数メートル離れただけでこの通り、人混みとは無縁の世界です。

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古い石の塀に挟まれた散策路は歩くだけではもったいない。
ここにイスを置いて、読書に耽りたい気分。 

 

071107-7.JPG石塀に張り付くようにして伸びるツタ。
無機質な石ですが、コケがへばりつき、くぼみに堆積した土に小さな植物が育つなど、子細に眺めればおもしろい発見があります。