氷瀑ツアー、歩いたり16キロ。滝は今冬一番の凍りっぷりで申し分なし。Oさん、大いに感動する。

2015年2月19日(木)

奥日光の最深部にある氷瀑に通い始めて今冬で9年目。距離が長く往復に長時間を要すため健脚向けのコースであり、これまでほとんどが常連さんとのツアーである。

IMG_9334この滝は奥村隆志著「日光四十八滝を歩く」を読んで興味を持ち、今から9年前に常連客のWさんと訪れたのが最初である。
当時はまだネットにも情報がなく、GPSとコンパスそして地図を頼りにようやくたどり着き、その形の良さに感動した記憶が今でもよみがえるほど、思い入れが深い。
以来、Wさんとは毎年、管理人単独でも数回訪れているがなんど見ても飽きのこない、日光の名瀑といえる。

氷結する季節以外の流れは勢いがありまた、落ち口に傾斜が付いているため落下の際に放物線を描いて水が流れ落ちる。それが別名「立ちシ○ンの滝」と呼ばれるゆえんだ。
厳冬時にも放物線の形のまま凍りつくのでその姿は実に見事である。

今日の参加者は今冬3回目の参加となった宇都宮からお越しのOさんである(2月5日の記事を参照)。
5日が初参加であったが、ガイド役の管理人に勝る脚力の持ち主である。


IMG_9437このコースはとにかく距離が長く時間がかかるので、市道1002号線の弓張峠までスノーシューは履かずチェーンスパイクで早足に歩くのが時間短縮のポイントである。
ただしその間、スノーシューをザックにくくりつけて歩くのでやや重くなるが、、、

 

IMG_9443小田代ケ原へ向かう指定コース。
大量の雪が降った割にそれまでの踏み跡がしっかり付いている。
多くの人が同じ踏み跡を歩くことからまるでアスファルト道路と同じように固く、スノーシューだと効率が悪い。
ここで時間を短縮しなくては後の行程に差し支えるので時速5キロを維持する。

IMG_9303小田代ケ原が見えるようになるとハイキングコースは市道1002号線と合流し、小田代ケ原展望台へと向かう。
1002号線の行き止まり、千手ヶ浜に1軒の人家と鱒の養魚場があるため、除雪されている。
しかしアイスバーンになっているのでこんなときはチェーンスパイクが活躍する。グリップが強くまた、滑らない。アイゼンほど歩きづらくもない。
Oさんと管理人の距離が次第に大きくなり管理人、歯を食いしばってOさんについて行く。

IMG_9308ここで一旦、展望台に入り小田代ケ原のシンボルと言われる樹齢80年のシラカンバ、「貴婦人」を眺めることにした。
写真の丸太の櫓(やぐら)はシカが侵入しないようにするための回転扉(冬は外します)。
無雪期であればそのまま通り抜けられるが今はご覧の通り、半分埋まっているのでくぐり抜けるのが大変だ。

IMG_9312展望台から200メートル奥にある貴婦人。冬は荒涼とした雪原が広がっているだけだが、春になるとカラマツが芽吹きとてもきれいだ。

また、希に大型台風の直撃でこの広大な原が水没して湖と化すこともある。

IMG_9434弓張峠に到着したのでここで初めてスノーシューを装着。ここからの雪は深い。

IMG_9319目的とする氷瀑へはこんな場所を歩く。
天気が良くて気温も高く、汗が噴き出す。時折吹く風がとても気持ちいい。

IMG_9386素晴らしい天気に恵まれた。

IMG_9383今にも倒れそうなダケカンバの下をくぐったり、、、
このダケカンバ、枝は上に伸びているのでおそらく数十年もの間、斜めの姿勢を保っているのでしょう。

IMG_9377雪の下を流れる沢を覗いたり、、、
今いる場所は沢の真上です。

IMG_9331ようやく到着した。
見事な凍りっぷりだ。
ごうごうという水の流れは途絶えることなく聞こえてくる。
流れは岩壁に近い方から凍っていき、次第に流れを包み込むように氷の膜を作る。それが厚みを増すとこのような見事な氷瀑となる。が、流れそのものがなくなるわけではない。

結氷の過程で水の不純物が取り除かれるためか、氷は絵の具の水色の如く、とても美しい。
Oさんは大いに感動したようすで、「すっご~い」を連発しているが管理人はただ無言で魅入る。

IMG_9345滝の裏に回ってみる。氷のカーテンだ。
ここに至るには沢の流れに積もっている雪の上を歩いて対岸に渡るのだが、雪解けが始まると積もった雪が人の重みで沢に落ちる。人もろとも。

ここは地形の関係で午後になると気温が急激に下がるので、ふだんなら昼食を含めて20分ほどで引き上げるところ、あまりの見事さに時間も忘れ結局、ここで1時間ほど費やした。

IMG_9405帰りは同じ道を戻るが、少し変化をつけるために男体山の絶景ポイントにご案内した。

IMG_9414男体山を眺めるには急斜面を登り尾根の上に立つのだが下りはその反対である。
管理人が歩いた跡を下るOさん、バランスを崩して尻もちをついた。
まぁ、これはツアーの余興としてお許しを。

氷瀑ツアー、歩いたり16キロ。滝は今冬一番の凍りっぷりで申し分なし。Oさん、大いに感動する。」への2件のフィードバック

  1. Ohtaki.Takamori

    素晴らしい自然環境とお天気!ツアーに参加された方々も満足でしょうね!
    お疲れさまでした。

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