霧降高原丸山。屈強の女性3人に負けじと選んだのが時間の差が出ないゲレンデ歩きであった。

11日のツアーから2日、休養をとってのツアーだったが休みは管理人にはマイナス効果となったのか、スタート時の足はなんとなく重かった。老朽化した機械ほど休ませると返って動作が悪くなるという理屈と同じで、年老いた管理人の足も毎日、動かし続けることが大切なようである。

さて、常連客であるTさんが管理人への刺客として送り込んだのがマラソンと登山をやっているYさんであるし、Sさんはスポーツ万能だし、Nさんはスキーとスノボが得意という。いずれも女性である。
肝心のTさんは突発性の病気とかで今回は欠席。
さあ、3人の刺客にどうやって対抗すべきか。
ここはやはり管理人が得意とする丸山登山であろう。
が、昨晩から降り始めた雪は20センチにも達し、いつも利用する丸山北斜面はその前の雪もあることだし、厳しすぎる。
ということで今シーズン初めて、南斜面から登ることにした。それも登山道ではなくゲレンデを小丸山に登るという安易な方法である。そうでもしなくては現役スポーツウーマンに老ガイドが対抗する術がない。


IMG_9189ニッコウキスゲの群落で知られる霧降園地・キスゲ平は十分な雪が積もっている限り、ゲレンデを歩くことが可能だ。
まずは正面に見える小丸山を目指す。

IMG_9192元スキー場のゲレンデ内に設けられた1445段の通称、天空回廊の最終段から北東に目をやると那須塩原方面の眺望がすばらしい。

IMG_9190さあ、これからあの丸山を目指す。

IMG_9195西には赤薙山への魅力的な稜線が続いている。
ここから北へ分岐すると丸山鞍部を経由して山頂へ行ける。

IMG_9197踏み跡ひとつない丸山鞍部。快適なスノーシューが楽しめる。
ここまで来ると山頂は近い。

IMG_9200ポーズをとっているところに突然、東から強風で積もった雪が舞い上がったところ。
風はこの一度だけでパタッと止んでくれたのが幸いであった。
ここでランチにしよう。

IMG_9205帰りはフカフカの新雪の北斜面を駆け下りる。
女性でこれほどダイナミックな歩きをするのは珍しい。
急な下りだと恐怖心が先に立ち、足が緊張するあまり先へ進めないことが多い。

IMG_9206おっとっ~、Sさんバランスを崩して尻もち。でも顔は笑っている。

IMG_9232広大な笹原の八平ヶ原に着いた。視界はとてもクリアなので気持ちのいい歩きができる。