GPSロガーを試しに霧降三滝へ。

2011年11月14日

旧々世代の我がGPS・GARMIN Vistaはさすがに受信感度の悪さを隠せず、地形図上に軌跡を表示させるとコースから大きく外れるなど、いまどきのGPSロガーにも劣る始末です。

といって新機種を買うには10万近い出費を覚悟しなくてはならずそれまでの繋ぎとして、いまはもっぱらGPSロガーを使っています。
GPSロガーはGARMINに比べて機能は劣るものの私には緯度経度の表示だけでいいので十分に用が足ります。
そのGPSロガーも感度のいいのを求めて買い続けたら3つになり、どれをメインに使うか迷うほどになりました。
ここらで機能の比較をおこなって携行するのは1機種だけにしたい、そんな思いから近場で試してみました。


Exif_JPEG_PICTURE左からi-gotU、Tripmate、HOLUX m-241

Exif_JPEG_PICTUREひとつのカラビナにまとめてザックにくくりつけました。

Exif_JPEG_PICTURE歩いた場所は霧降川にそった日が差さない深い林。

Exif_JPEG_PICTURE杉林を抜けるとようやく視界が開けて霧降川に出る。

Exif_JPEG_PICTURE丸太を組んだ橋をふたつ渡って、霧降川支流の丁字滝へ。
小型ながら直落型のきれいな滝です。

丁字滝からは5分くらいの距離。

Exif_JPEG_PICTURE続いて霧降川にかかる玉簾滝。
コースを外れて河原に下りると滝を正面から見ることがにできる。

Exif_JPEG_PICTUREコース上にある観瀑台からの眺めもいい。

Exif_JPEG_PICTURE玉簾滝からは少し離れた場所にあるマックラ滝。
昔はうっそうと茂る木々で暗かったことから名がついたそうな。

Exif_JPEG_PICTURE水量は多く近づくと飛沫を浴びる。

Exif_JPEG_PICTURE紅葉にはまだ早かったようだ。

Exif_JPEG_PICTURE滝壺の近くには苔むした岩が日本庭園のように配置(もちろん、自然の力で)され情緒たっぷり。

gps_R各機種とも5秒に1回、緯度経度を記憶するので帰宅後、カシミール3Dで再現すると歩いた跡がわかる。

軌跡がコース上を忠実になぞっているほど受信性能が優れているといえる。
赤線→i-gotU
黄線→Tripmate
黒線→HOLUX m-241

TripmateとHOLUX m-241が地図上のハイキングコースを忠実になぞっているのにたいして、赤線のi-gotUは非常に不自然な軌跡を描いています。この違いはGPSロガーの受信感度の良否を表しています(黄線がところどころ見えなくなっているのは黒線の下に隠れているだけで、黒線の軌跡と完全一致していると見てください)。

GPSロガーは本来、サイクリングのように上空が完全に開けていて電波を受信しやすい場所で使うように設計されていますので、その意味では深い林の中だと赤線のような不自然な軌跡を描くのはやむを得ないのでしょう。他の2機種は感度が良く、登山やハイキングでも十分、使えそうです。
黄線のTripmateは緯度と経度の表示を押しボタンで切り替えなくてはならないという煩わしさがあるため、実用には今ひとつといった感じです。

注:2014年には5機種6台になりました。買わずに貯蓄しておけばGARMINが買えた(泣)。