那須連峰、朝日岳と三本槍岳で紅葉を満喫。

2017年9月20日(水)

峠の茶屋(9:20)~峰の茶屋跡(10:00)~朝日岳肩(10:20)~朝日岳(10:38)~朝日岳肩(10:45)~熊見曽根東端~北温泉分岐~三本槍岳(11:53)~北温泉分岐~熊見曽根東端~三斗小屋温泉(14:09)~沼原分岐~峰の茶屋跡(15:14)~峠の茶屋(15:50)
歩行距離:約15キロ

管理人が経営するペンションが開業して24年になるが、そのうちの19年間、管理人はスノーシューツアーのガイドとして活動してきた。
スノーシューの人気は衰えることなく続いていて、中には毎年訪れてくれるお客さんがいたり、ツアーに参加して日光の魅力を知り、以後、グリーンシーズンにも来てくれたりと、スノーシューツアーはペンション経営の中心を成すイベントとして管理人は大切にしている。

スノーシューツアーがスタートして数年、ひとりの男性が参加した。
日光はハイキングからトレッキング、登山まで楽しめるのが魅力だが、それはスノーシューにも当てはまり、完全にフラットなコースから傾斜が30度もある山を歩くツアーまで用意して参加者の経験や体力に応じて使い分けている。
当の男性には初回にもかかわらず急傾斜がありなおかつ、距離の長い、刈込湖往復コースを案内した。紳士的な態度の中に、男性の強い意欲を管理人が感じ取ったからだ。
面食らったのは男性のほうだったようだ。
それまで山にたいする興味などなかった上に、初めて体験するスノーシューでいきなり急斜面かつ長距離を歩かされたのだから当然かもしれない。

だが結果的に、男性は管理人の試みを気に入ってくれたらしい。
意欲のある人にはそれなりのことをして差し上げる、それがスノーシューツアーをおこなうに当たっての管理人のポリシーなのだ。

当の男性はその後、スノーシューのために毎年通ってくれるようになっただけでなく、無雪期の登山にも目覚め、年間10数日も日光のアウトドアを楽しむまでに成長した。
その男性こそこのブログによく出てくるWさんである。努力家で研究熱心、物事を実によく考える真面目さがアウトドアにも発揮され、山歩きの技量は管理人を上回るほどになった。
当初関心がなかった植物の知識も増え、文武両道を行くまでに成長を遂げた。

今日はそのWさんとの山行である。
これまで日光市外の山としては古賀志山(宇都宮市)を案内したことがあるが、今日は最近、管理人が気に入って歩くようになった那須連峰をご案内することにした。

2時間の移動時間は山を歩く時間を食ってしまうが、ルートがたくさんある那須連峰なら計画次第で夕方までには十分、戻れる。
正面に見える山並みは朝日岳。


那須連峰の登山口。
鳥居の前の人がWさん。


リンドウ


鳥居の脇に登山者を迎えてくれる狛犬というか、これは獅子だな、が座っている。
なお、鳥居をくぐったところには山ノ神が祀ってある。


ヤマハハコ


ゴマナ


キオン


オトギリソウ


樹林帯を抜けると右前方に荒々しい朝日岳が見えてくる。


同じ県内にありながら日光とは異にするこの光景、雄大さは福島の山に近いのではないだろうか。
ここまで来て、花の写真を撮ろうと電源ボタンを押したところ、液晶パネルに電池消耗というメッセージが表示されるようになった。たっぷり充電をしてきたつもりだったのだが、USBケーブルの接触でも悪かったのか数枚撮ってお終いとなった。
そんなときのためにと、予備電池をザックにしのばせている。満充電してあれば300枚以上撮れるはずなので交換しようと腰ベルトのポケットを手でまさぐったがない。まさかとは思ったが実はザックを丸洗いするためにポケットから取り出してそのままにしてしまったのだ。
う~ん、歩き始めたばかりだというのに、これからはスマホで撮らなくてはならない。面倒なり。


というわけでここからはスマホで撮った写真。
朝日岳と茶臼岳とを分ける峰の茶屋跡避難小屋。


限られた時間なので今日は茶臼岳はパスして朝日岳へと向かった。
遠方に見えるごつごつしているのが朝日岳で手前は剣ヶ峰。剣ヶ峰のすそ野を巻いて裏側に回り込む。


同行のWさんに撮っていただいた。


ヤシオツツジの紅葉が見事。
ツツジが咲く季節に来たことがないのでアカヤシオなのかシロヤシオなのかはわからないが、数は多かった。


次の目的地、三本槍岳は朝日岳の北方に位置し、緩やかな道を北上していく。ここも紅葉が始まっていて楽しめる。
広い、とにかく広い。そして雄大である。
Wさんは常時、管理人の先を行く。身体能力は管理人よりも優れているし地図も読めるようになった。なんの心配もいらない。


オオモミジかオガラバナかといったところだが、写真では判別できず。
もっと葉の特徴をよく撮すんだった。


ナナカマド


清水平に差しかかると道は木道に変わる。
ここは湿原なのだ。


三本槍岳とカエデ。


歩き始めて2時間半、三本槍岳に到着。
霧が出てきて視界が利かないが近くの山並みの邪魔をすることはなかった。
昼食を簡単に済ませて戻ることにしたが那須連峰のいいところは、ルートがたくさんあって、マイカーで来ても往きと帰りで別の道を歩けることだ。
今日はこれから三斗小屋温泉を回って下山することにした。
8月の山行以後、今日が2登目だが、体調はよくない。ここまで来るのにかなり疲れている。
やはり1ヶ月の空白は体力を落としてしまったようだ。立て直さなくてはならないが、それを実践でおこなうか筋トレでおこなうか、考えどころだ。


トリカブト、毒草である。
場所は隠居倉の手前。


オヤマボクチ


隠居倉の先から茶臼岳方向を眺めたところ。


地図だと緩やかな傾斜に見えるが結構厳しい下りでした。
管理人、今日はこのように石がごろごろしている道で足がふらつくことがある。
小石に乗るとバランスを崩し、それで身体がよろけるのだ。


水蒸気を上げる三斗小屋温泉の源泉。


朝日岳の西に位置する三斗小屋温泉。
ここに2軒の旅館がある。
いずれもひなびた昔ながらの建物で風情を感じる。
ちなみに旅館でありながら近くに車道がなく、車でここまで来ることはできない。


三斗小屋温泉をあとに峰の茶屋跡に向かう。
途中、山の斜面から清水が流れ出ている場所があり、延命水と名付けられている。


那須岳避難小屋(左の木造)まで来て見上げると峰の茶屋跡のある場所が見える(地肌が露出した平坦部分)。
近いように感じるがあそこへ行くにはぐるっと大きく回り込む必要があり、距離は長い。


ガレ場を上りきると峰の茶屋跡避難小屋。
駐車場まで30分だがここで最後のエネルギー補給を。


右前方に茶臼岳を見ながら下っていく。


日光では味わえない荒々しい道を歩く。


樹林帯に入ると間もなくゴールとなる。


登山口の鳥居が見え、体力の衰えた管理人には長旅であったがこれで終わりとなった。