白根山は駐車場で門前払い。しかたなく刈込湖から光徳へ。

2016年12月15日(木)

国道120号・金精道路~小峠~刈込湖~涸沼~山王峠~光徳~バスで湯元温泉へ

日本海側の気象の影響を受ける群馬県は日光に比べて断然、雪が多いから、県境に近い菅沼あたりの積雪を見ればその年の日光の積雪がおおよそ予想できる。

去年の12月20日、金精道路の冬季閉鎖前に白根山に登っておこうと、群馬県の菅沼まで車を走らせたが、あまりの雪の少なさに拍子抜けしたことがあった→こちら
年が明け、案の定、日光は雪が積もらず、管理人の冬の収入源たるスノーシューツアーは2月になってようやく開催できるといった状態であった。

来年はどうだろう、それが気にかかり、仕事が空いた今日、菅沼まで車を走らせることにした。そして、どうせ菅沼へ行くのなら白根山に登らない手はない、そんなつもりであった。
厳冬期の白根山だと管理人の手に負えるものではないが、雪の降り始めと残雪期であれば頑張って登れないことはない→残雪期の白根山
ただし、身の危険を感じたらその場で引き返す、それが大前提である。


国道120号線は湯元で通称金精道路に名を変えて山岳道路になる。
その道路は金精トンネルの途中で群馬県となるがトンネルを抜けると景色が一変し、真冬の光景が目に飛び込んでくる。
トンネルの手前と向こうでなぜこうも違うのか。それは群馬県側が日本海側の気象の影響をうけるからで、日光はそのおこぼれを頂戴しているようなものだ。

ここは白根山登山口の菅沼。
この奥、木立に挟まれた部分が駐車場。
積雪は10センチくらいだが圧雪されていないため、我がへたれ四駆だと一度はいったら出ることができなくなってしまいそう。といって路上(一応、国道)は危険だし、ここは無理をしないのがベスト。我が身よりも我が車の遭難が懸念される。
よって白根山は諦めることにした管理人である(泣)


7時前には白根山に登り始めようと自宅を5時半に出たものの、駐車場で門前払いをくらってしまい途方にくれる管理人。まさかこれから宇都宮まで走って古賀志山でもないだろう。
近場でいいところはないかと考えながら車を走らせていたところ、目にしたのがこの案内板。そうだ刈込湖という手があった!
白根山転じて刈込湖というのはあまりにも落差が大きいが、このまま引き下がるよりはいいだろう。前回の山行から2週も空いてしまっているし、光徳まで10キロくらい歩ける。距離に不足はない。


積雪は3センチくらいなのでまだ本格的な雪とはいえない。
ここをスノーシューで歩けるようになるにはあとどれくらい待つのだろう。
なお、ここは地図にあるハイキングコースだが、雪がたっぷり積もるとこれとは別に冬道という、積雪時専用の道ができ、そちらの方が安全。つまり、地図にあるこの道は積雪量と気温によって雪崩の危険があるのだ。


これくらいの積雪なら靴のままで十分歩けるが、スリップは体力を奪うので、チェーンスパイクを装着して疲労の軽減に努めることにした。
年老いた管理人はこのように物理的、科学的な力を借りて山歩きをしている。そうでなかったら身が持ちません(笑)


小峠には30分弱で着いた。
ここは刈込湖ハイキングの際の休憩ポイントになる。
ここまで来ると積雪は5センチほど。ようやく雪の上を歩いてるんだという感触が得られる。
ちなみに例年だと2月になると道標板の下すれすれまで雪が積もる。管理人が経験したもっとも多いときは2メートルある道標がすっぽりと雪に埋もれたことがある。
また、ここから先、地図にある夏道の他に積雪時は冬道もでき、往きは夏道、帰りは冬道というふたつのコースが楽しめる。どちらも安全。


小峠を過ぎるとすぐ、刈込湖方面を示す道標があるのでそれにしたがって歩く。
その道標でクランク状に曲がる場所がある。
ここはアスナロが茂っているが積雪が多くなるとその分、人の位置が高くなるため、これらの枝が胸から顔の位置に来て、歩く邪魔をする。そんなときはここを這いつくばって通過する。


小峠から1キロほどは平らな道が続いているが今度は刈込湖に向かっていくつかの階段を下るようになる。階段の数は12ヶ。地面を歩く距離よりも階段を歩く方が長い。
階段はコメツガやアスナロが茂る林を縫うように設置されている。雪が積もっていると道がわからないため次の階段を探すのに苦労する。そればかりか階段が雪に埋もれてしまうと探しようがない。
そんなときは階段の形をした雪のかたまりを探して歩くわけだが、それはそれでゲームでもしているかのようで楽しみながら歩けるというものだ。


12ヶの階段を下りきると眼前に刈込湖が現れる。
グリーンシーズンは自然美を提供してくれるがこの時期はただ荒涼とした景色が広がっているだけ。
グリーンシーズンの刈込湖→こちら


刈込湖は早くも氷結が始まっている。
1月半ばを過ぎると全面、氷に覆われる。
中央、遠くに見えるのは太郎山。
ちなみに管理人が主催している刈込湖のスノーシューツアーだとここでランチにして折り返す。
ところがここは太郎山から吹き込んでくる風が厳しくて、ゆっくりランチを食べられることなど希だ。マイナス17度というとてつもない寒さを経験したのもここ。若い参加者よりも老齢の管理人の方が先に逝ってしまいそう(^^)


湖からハイキングコースに戻り、これから光徳に向かう。


刈込湖と水路で結ばれている切込湖。


冬は野生動物が活動がよくわかる。
これはホンドリスの足跡。他にノウサギ、キツネ、シカがさかんに活動しておりました(足跡で)。


涸沼。
山から吹き下ろす風に凍えそう。


いよいよ本日のハイライト部分、涸沼から山王峠へ向かって急斜面の登り。
距離は短いながら標高差120メートルも斜面を一気に(途中で休んでもいいのですが・笑)に登る。
地図(最後の画像)で見てわかるとおり、この道はジグザグにつけられている。積雪が多くなると当然ながら道は見えなくなる。そんな場合は雪に埋もれている道を探して歩くなどいうことはできなくなる。でどうするかというと、見当をつけて涸沼から山王峠までほぼ直線的に登っていくのである。傾斜は約30度、実に気持ちのいい登りが楽しめる(^^)


山王林道の峠付近。
生活道路ではないためここも冬は閉鎖してしまう。
最後に通過したであろう車の跡を横目に、ここから再び林間に入っていく。


ハイキングコースの山王峠。
ここから光徳までコメツガ林の中の長い下りだ。


雪の重みで笹が道をふさいでしまっている。
が、それも今のうちだけ。積雪が増すと笹は雪に隠れて歩きやすくなる。


ハイキングコースの始点終点となる光徳に着いた。
マイカー登山の場合、登山口と下山口が異なると、登山口まで車を取りに行かなくてはいけない。今日だとその距離5キロ。白根山を予定していたため重たい冬パンツに冬ジャケット、ザックもいつもより重いから汗をかくこと必至となる。冬の汗は身体を冷やす。
ここんところはお手軽にバスで移動しよう。今日は白根山を断念せざるを得なかったが、駐車場に雪が積もっていたためという理由はサマにならない。その時点で気分が萎えていた。今さら頑張ってもしかたがないと考える管理人なのである(笑)


本日の歩行、約9キロ、3時間50分。

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