錫ヶ岳、日帰り山行におけるルートの考察。

管理人未踏の山として錫ヶ岳のことはこのブログでなんどかとりあげている。
地図で白根山山頂から群馬県との境界線を南南西に辿っていくと白桧岳があり、さらに3キロ先が錫ヶ岳だ。
標高は2388メートルだから白根山よりも男体山よりも女峰山よりも低い。錫ヶ岳への通過点となる白桧岳でさえ錫ヶ岳よりも高い。山頂は樹林帯の中にあるため展望はないらしい。
そして地理院地図にも、一般的なハイカーがよく利用している「山と高原地図」にもルートは描かれていない。要するにアプローチが悪すぎるのと山頂からの展望がないから、一般的には登る価値のない山として見られているのが錫ヶ岳であり、それゆえにあの「山と高原地図」でさえルートとして価値を見いだすことができない、そんな山なのである。

フリーソフト「カシミール3D」で描画した錫ヶ岳他

冬、管理人が主催するスノーシューツアーで奥日光へ向かって走っていると中禅寺湖畔でほんの数秒だけ、他に比べてひときわ白い、白根山が見える場所がある。
そして稜線を左に見ていくとピラミッド型をした実に美しく整った形の山が見える。それが錫ヶ岳である。
走行中に数秒、見えるだけなので注意していないとすぐに視界から消えてしまい、記憶にも残らない。
だがスノーシューツアーで18年も同じ景色を見ていている管理人にはその美しい姿が記憶として焼き付いている。
そしていつしか、白根山からあんなに離れていてルートもないあの山に登ってみたい、そんな大それた考えをいだくようになった。
標高など低くてもいい、展望などなくてもかまわない。そのアプローチの悪さゆえ心惹かれるのだ。

地図を子細に眺めてルートを検討するも、これまでの管理人の登山経験からするとどれをとっても難易度が高そうだ。
考えられるルートは次の通りだ。
1.湯元から前白根山、白桧岳を経由して錫ヶ岳へ
2.菅沼から五色沼に達して上記1のルートに合流して錫ヶ岳へ
3.金精道路から金精峠に達し、金精山、五色山を経て上記1のルートに合流
4.西ノ湖脇から赤岩滝へ向かい、滝の手前からピーク2077に達して錫ヶ岳へ
5.丸沼スキー場を横切って蛍塚山脇から沢伝いに登って錫ヶ岳へ

数少ない錫ヶ岳に関するネット情報を見ても、これといって特に多く利用されているルートはない。みなさん、それぞれ工夫されているようだ。
管理人、今から4年前に上記1のルートで錫ヶ岳手前3キロ地点の白桧岳まで下見に行ったことがあるが、それはもう大変な苦労をした。往復で24キロもあって湯元の駐車場に戻ったとたんに地面に座り込み、しばらく動けない状態だった。ちょうど、左膝の靱帯断裂で手術する前の山行だったから、痛みに耐えながらの苦行だった。
※2012年7月4日の湯元~白桧岳の様子→こちら

ルートにこだわらず錫ヶ岳登頂を目的とするなら、5がもっとも実現の可能性が高い。
昨年の9月、下見で錫ヶ岳手前3キロ地点まで行ってみたが、これは割と楽だった。プラス2時間見れば登頂できるという確信を得て帰ってきたが、長年夢にまで見た未踏の山にそう簡単に登れてしまったら困る。このルートはリピートするときに選択しよう。
※2015年9月の錫ヶ岳下見の様子→こちら

4のルートは厳しい藪こぎがあるらしいから、それだと返って時間をくってしまい日帰りが困難になることも考えておかなくてはならない。これもリピートの対象にとっておこう。

さあ、どうするどうする?
残るのは1~3のルートだ。
念のため推定時間を含めて所要時間を比較してみた(区間時間の単位は分)。
1.湯元からのルート(6時間)
湯元~180~前白根山~90~白桧岳~90~錫ヶ岳

2.菅沼からのルート(5時間40分)
菅沼~145~五色沼~20~避難小屋~15~白錫尾根~70~白桧岳~90~錫ヶ岳

3.金精道路からのルート(5時間45分)
トンネル~35~金精峠~40~金精山~60~五色山~30~前白根山~90~白桧岳~90~錫ヶ岳

1~3の差は20分。長い距離であることを踏まえると20分は誤差の範囲と考えて差し支えないと思う。
う~ん、迷うなぁ(^^)

湯元を起点としたルート図

よしっ、ここは歩き慣れた湯元からのルートに照準を合わせよう。
そして管理人がまだ元気なうちに2と3、それが終わったら4と5、という順番で行こう。

とはいえ管理人、ニュースを賑わす高齢ハイカーに類する年齢となり山に賭ける時間はこの先、それほど長くない。その間に5回も登れるのかね?

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