2005年6月アーカイブ

私が所属している日光パークボランティアでは、奥日光に花が咲き乱れるこの時期「花の観察会」を実施しています。
小田代ガ原周辺を歩きながら、咲いている花を詳しく説明しますので、花音痴の方でも楽しめるのが魅力です。
きれいな花だなぁ、と思いながらも通り過ぎてしまっていたのが、花の名前や特徴を知ることで、歩く楽しさが倍増します。
毎月第2金曜日に実施していますので、都合のつく方は是非ご参加ください。
詳しいことはこちらをご覧ください。

1868年に起こった新政府軍と旧幕府軍との戦い、いわゆる戊辰戦争は、栃木県がおもな交戦の場となり、多くの人々が犠牲になったそうです。
数で新政府軍に負ける旧幕府軍は、次第に追いつめられて会津へと逃げ道を探すのですが、その際通ったとされる道が霧降高原に残っています。昔の山地図にはあるのですが、すでに廃道となり山地図からも消え去ってしまいました。
昨年、地元の有志の集まりである「霧降を元気にする会」が、廃道を整備し、「戊辰の道」というハイキングコースとして復活させました。
往時を偲ばせるコースとして、歴史の好きな人が歩くようになりました。
写真左はコース途中にある「山の神」。右は沢にかかる丸太の橋。水は澄み、とてもいい気分になります。


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ハイキングコースから外れて笹藪の中に入ってみたら、思いがけない収穫がありました。
口に含むと甘酸っぱい香りが広がり、ジューシーでとても美味。
小さい果実は残し、熟したものを10ヶほど食べたでしょうか、自然の恵みに十分満足させてもらいました。

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2千メートル袖の山々が連なり、起伏が多い日光は、自ずと川や滝、湖もまた多く、滝においては古くから48もあると言われています。実際に地図を広げて造ると、確かに滝の多さが目に付きます。
華厳滝や竜頭滝はあまりにも有名ですが、あまり名が知られていない場所でも見応えのある滝があります。
写真左は「裏見滝」、右はその下流にある「一ノ滝」です。裏見滝は以前、裏から滝を見ることができたことからその名が付けられましたが、現在は道が崩れ落ち、観瀑台からしか眺めることができません。
裏見滝の下流にある一ノ滝は、両側が崖となった間を勢いよく流れ、流れは滝壺の中で渦を巻くほどの厳しさです。

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日光の歴史的な建物といえば、誰もが思い浮かべるのが東照宮に代表される世界遺産だと思います。
一方で、米国聖公会の宣教師で建築家のJ・M・ガーディナーの設計で、大正3年(1914年)に建てられた日光真光教会も、歴史の重みを感じさせる旧い建物です。
日光が今のような観光地として定着する以前、日光は外国人の避暑地として人気があり、この教会はそれら外国人のための礼拝堂として建てられた日光で最初の洋式建築です。東照宮からも近いので、見学の一環として訪れてはいかがでしょうか?
昭和57年(1982年)に栃木県重要文化財に指定。

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写真は教会の真向かいにあるセブンイレブンから撮ったもの。

ズミ。
別名コリンゴ、コナシとも呼ばれ、小田代ガ原や戦場ヶ原一帯に分布しているバラ科の木で、樹皮を使って染め物ができることから染み、転じて「ズミ」というのが一般的な呼称となっています。
6月に白やピンクのつぼみを枝にたくさん付け、やがて木全体を覆うほどに花が咲き、梅雨空の小田代ガ原と戦場ヶ原を一気に明るくします。この時期、遠くから眺めて白い綿帽子のようなものが見えたら、それはズミの花といっていいでしょう。
しかし、それほど美しくて目立つズミですが、戦場ヶ原では増えすぎて、それが他の植物を遮り、自然の景観を損なうといったマイナス要因にもなっていて、私はこの木にたいしてあまりいい評価を与えてはいないんです。
それに、樹皮も枝ぶりも汚くて、格落ち。季節によってこれほどギャップの大きな木も珍しいでしょうね、とこれは私の主観。

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他の木々に遅れて、奥日光を象徴する樹木であるミズナラがようやく芽吹き始めました。
奥日光全域に分布するミズナラは、森の中に新鮮な酸素を供給し、野生動物にエサを与え、地中に水を蓄えるなど、とても重要な役割を担っています。
 人にはどうなの?
その優しい緑の色は安らぎを与えてくれるし、日頃のストレスから身も心もリフレッシュさせてくれますよ。

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霧降高原の初夏を彩る花といえば、ニッコウキスゲ。
6月下旬から7月中旬にかけて、霧降高原キスゲ平は20万株のニッコウキスゲが咲き、一面黄色い絨毯を敷き詰めたかのようになります。
私が日光に住むようになるずっと前のことを、地元の人に聞いてみると、麓からでも山が黄色に染まって見え、それは見事だったというから、現在の20万株をはるかに上回る数があったのでしょう。それが、増え続けるシカに食われて激減し一時は全滅しかかったのを、周囲をネットで囲んだり、株を補植したりといった努力が実ってずいぶん復活したらしい。
写真は標高630メートル、霧降有料道路手前の「丸美」に咲くニッコウキスゲですが、この場所の開花によってキスゲ平で咲く時期が予測できます。ニッコウキスゲは一日に30メートルずつ標高を上げながら順番に咲いていく性質があるので、キスゲ平で咲き始まるまでに後2週間。
キスゲ平は標高差が300メートル以上あるので、それからさらに10日間は咲いている計算。ピークは7月2週目というのが私の予測です。はたしてその通りになるのか、それはお天気次第です。

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花の名前は何かの現象に例えて付けられることが多く、これなどその最たるもの。
鶴が舞っているような葉の形からその名が付けられたのが「マイヅルソウ=舞鶴草」。1本の茎の先に直径5ミリほどの花を数個つけます。
よく見ると葉脈がはっきりした葉が反り返っていて、確かに鶴が踊っているように見え、命名の妙に頷きます。個人的には、葉の形よりも花の形のほうが鶴が舞っているように見えますが。
他の草に隠れて注意深く探さないと見落としてしまいますが、奥日光ではごく一般的な花で、慣れればすぐに見つかります。

他には「ヒロハヘビノボラズ」なんてぇのもそう。枝に2センチのほどの鋭いトゲがあることから、蛇も登らない。広葉蛇登らず= ヒロハヘビノボラズと命名されています。まだまだありますが、いずれご紹介。

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梅雨入りが近づいてきたのか、朝からどんよりとした雲に覆われています。
中禅寺湖西端の千手ヶ浜では、梅雨入りに合わせるかのようにクリンソウが咲き始めます。人の手で保護されているために実に見事な群落で、時期になるとバスや船で訪れる人たちでごった返します。
千手ヶ浜はこれからが本番ですが、一足先に我が家の敷地にある、ほんの数株のクリンソウが咲き始めました。

※写真左は千手ヶ浜に群生するクリンソウ、右は我が家の敷地に咲いたクリンソウ
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8年に及ぶ工事を終え、再び姿を現した神橋は、一年間の限定でただいま一般公開されています。
もちろん、今まで通り国道から全体を眺めることは可能です。では、なにが一般公開されているのか?
見学者からお金をいただいてまで公開するもの、それは神橋の核となる部分で、橋板を支える橋桁なのです。
この橋桁、樹齢400年以上の巨大なケヤキでできていて、橋桁の断面が90×75センチもあります(写真右)。
それ以上に驚くのは、橋桁を支える構造のユニークさです。
支柱を立てられないような山間の渓谷に橋を架ける際の工法である、「はね橋」形式が用いられていることです。
写真左に見える鳥居のようなものは橋脚で、その上に橋桁が3本乗っています。橋桁は橋脚の外側の岩盤(南側)あるいは地中(北側)に4メートルも埋め込むことでしっかり固定されています。
一般公開は、国道からでは見えない、神橋のもっとも特徴的な部分を公開しているわけですね。

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奥日光には推定700頭ものシカがいるといわれています。
草食性のシカは、草花や笹の葉、木の樹皮などをエサとして生活していますが、貴重な植物が生育している奥日光の自然にとって、シカは植物を食い荒らす害獣として位置づけられています。
そこで、貴重な植物が集中する戦場ヶ原や小田代ガ原では、植物をシカの食害から守るため、数キロにも渡ってネットを張り巡らせてシカの浸入を防止しています。
ところが、ネットが雪で埋もれてしまったりすると、シカは容易に原の中に入り込み、反対に雪が解けてネットが現れると外へ出られなくなってしまうため、写真のように原の中の植物をエサとして定着するようになります。
でも、その姿やクリッとした目が可愛くて、食害のことなど忘れてしまいそうです。

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歩いて5分くらいのところにこんな吊り橋があります。
近くにあるホテルの敷地内に設置してあるのですが、天気のいい日など、気分転換によく訪れます。
下を流れる川は鳴沢といって、赤薙山山系の伏流水でとてもきれい。
ときおり、釣り師の姿を見かけることがありますが、聞いてみると天然のイワナが生息していて、ポイントとして大変いいところなのだそうです。一度食してみたいな。

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